幼稚園の先生のなり方

幼稚園の先生のなり方

幼稚園の先生は保育園の保育士と異なり「幼稚園教諭免許」が必要です。
小中高の先生と同じで短大・専門・大学に行く必要性があり、免許を取得または取得見込みで教員採用試験に合格することで先生になることができます。

免許状や教員採用試験については以前の記事で解説しています。

教師になるためには「教員免許状」取得と「教員採用試験」に合格をしなければならない

また、幼稚園教諭の免許も専修・一種・二種免許とあり、小中学校で努力規定という二種免許の人はいずれ一種免許を取得することが義務付けられていますが、幼稚園教諭には努力規定はないようです。

どの大学や通信大学に進学すれば教員免許を取得できるかは文科省のサイトに掲載されています。

幼稚園教員の免許資格を取得することのできる大学|文部科学省

大学にいかなくてもなれるかどうか

幼稚園教諭になるには大学または短大、専門学校等に通う必要があるようです。
どうしても行きたくないという方は、

  • 高校または中等教育学校等を卒業し、児童福祉施設にて2年以上かつ2880時間の実務経験を有する者
  • 児童福祉施設にて5年以上かつ7200時間の実務経験を有する者

上記のどちらかの条件を満たし、保育士試験を受け合格して、保育士として3年の実務経験があれば、幼稚園教諭免許を取得するために教員採用試験の受験資格が得られるようです。

最短でも5年かかるので、短大に行くのが一番の近道かと思われます。

二種免許から一種免許へ

短大卒ですと二種免許しか取れないのですが、幼稚園教諭として5年以上の実務経験と自治体の定める教育委員会や大学で所定の単位を取得すれば二種免許から一種免許への切り替えは可能なようです。

現状、幼稚園の先生の二種免許取得者が過半数なようで、しかもほとんどの都道府県でこの制度自体が行われていないようなので実施している大学等が掲載されているサイトのリンクを貼っておきます。

幼稚園教諭免許法認定講習等推進事業|文部科学省

認定こども園について

2006年に待機児童対策で幼稚園と保育園が合わさった施設として「認定こども園」というものができました。
認定こども園の職員は「保育士」と「幼稚園教諭免許」の2つが必要なようですが、令和6年度末まではどちらかの免許を取得していれば認定こども園で働くことができるようです。

幼稚園教諭免許を取得している方であれば、3年(4,320時間以上)の実務経験と8単位を修めることで保育士試験という国家試験を免除され保育士の資格を取得できるようです。
※8単位も短大や大学で履修していることが多いいようなので幼稚園教諭免許をもっているのであれば保育士の資格を取得することは容易なようです。

今後、認定こども園が増えることが想定されますので念のために書いておきました。

幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例|文部科学省

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